Googleドキュメントで縦書きの文書を作りたい!ちょっとした手間ですぐにできる縦書き文書の作成方法
- #Google Workspace
- Googleドキュメント

Googleドキュメントで縦書きの文書を作ってみたいと思ったことはありませんか?Googleドキュメントは、web上で動作する無料の文書作成ツールです。直感的な操作で文書作成ができるので、初心者から熟練者まで幅広く活用されていますが、実際に縦書きの文書を作ったという人は少ないのではないでしょうか。
今回は、Googleドキュメントで縦書きの文書の作成方法について詳しくご紹介します。
こちらの記事もおすすめ
Googleドキュメントの基本的な使い方!覚えておきたい特徴と5つのメリットとは
Googleドキュメントをもっと便利に活用したい!音声入力機能の特徴と使い方
Googleドキュメントで文字起こし!スマホとPCを使って効率的に音声データを作成する方法とは?
目次
Googleドキュメントの特徴
まずは、Googleドキュメントが持つ3つの特徴についてみてみることにしましょう。
マルチデバイス機能
冒頭にもお伝えした通り、無料で使える文書作成ツールです。スマホやタブレット、PCなどの端末を問わず、さらにWindowsやiOS、AndroidなどといったOSに依存することなく使えるので、社内はもちろん出張先や移動中、テレワークなどの離れた場所でも操作することができます。
マルチデバイス機能
Googleドキュメントは、テータの共有や同時編集など、複数人での操作ができます。リアルタイムで文書の編集状況を確認しながら作業を進められるので、インターネット環境とデバイス端末があれば、いつでもどこでもドキュメントの閲覧・作成・編集といった作業を行うことができます。
他ソフトとの互換性
Googleドキュメントは、WordやテキストファイルPDFなど、他ソフトとの互換性があり、ファイルを開いて閲覧・編集することができます。自動保存による保存ファイルとは別にテキストやPDFなど、他形式のファイルで保存することもできます。
Googleドキュメントでの縦書き
これだけ多機能なGoogleドキュメントですが、残念ながら現在Googleドキュメントに「縦書き」機能は搭載されていません。しかし、とはいえGoogleドキュメントでの縦書きができないというわけではありません。
縦書きができるツールやソフトを利用した代替案を使えば、Googleドキュメントをつかった縦書き文書を作成することも十分可能なのです。
Googleドキュメントでの縦書き代替案
Googleドキュメント縦書きに対応する代替案には、以下のような4つの方法があります。ここでは、代替案それぞれの詳細について詳しくご紹介します。
- 縦書きツールを使う
- 縦書きエディタを使う(Windows)
- 縦書きエディタを使う(Mac)
- Wordと併用する
1.縦書きツールを使う
インターネット上には、縦書きの文章を作成するためのツールが公開されています。どれも無料で利用できるので、Googleドキュメントで縦書き文書を作るときには最適です。
縦書き文章が作成できるツールには、以下のようなものがあります。
・縦書きツール
URL:http://hinata.la.coocan.jp/tool/tategaki.cgi
・縦書きジェネレーター
URL:https://www.osstech.co.jp/cgi-bin/tate
・縦書きくん
URL:https://tools.m-bsys.com/original_tooles/vertical_writing.php
これらのツールを使ったGoogleドキュメントでの文章作成の手順は以下の通りです。
- Googleドキュメントの編集画面を開いておく
- 縦書きができるツールサイトにアクセスする
- それぞれ指定のBOXに縦書きにしたい文章を入力して縦書きへ変換する
- 縦書きに変換された文章を選択してコピーする
- Googleドキュメントへ移動し、貼り付ける
一つ一つの文字として縦方向に貼り付けがされるので、縦書きのようにレイアウトすることができます。
2.縦書きエディタを使う(Windows)
Googleドキュメントで縦書き文書を作成するには、機能性の高いエディタを利用する方法があります。どれも無料で利用できるので、手軽に利用してみましょう。
Windowsに対応したエディタは以下の通りです。
・TATEditor
Windowsをはじめ、MacやiPhone、Andoroidなど幅広いOSに対応したエディタです。縦書きはもちろん、横書きにも対応しており、それぞれのOSに合わせたダウンローダーが用意されています。
・VertialEditor
URL:https://www.vector.co.jp/soft/win95/writing/se276951.html
Windowsにのみ対応した縦書きエディタです。縦書き文章のほか、ふりがなを振ることも可能で、原稿用紙や大学ノートなどの罫線を表示させて入力することもできます。
3.縦書きエディタを使う(Mac)
Macに対応した縦書きエディタは以下の通りです。
・縦式
iOSに対応しており、Appleストアからダウンロードして使用します。シンプルな操作性で使いやすく縦書き文章でたくさんの文字を入力したいときなどにとても便利です。
1行に入力する文字数や1ページに入力できる行数の指定もできるので、綺麗なレイアウトでの文書作成ができます。
・Pages
MacにインストールされているAppleのワープロソフトです。デフォルトでインストールされているので、Macユーザーなら誰でも手軽に利用できる無料ソフトです。
縦書きエディタを使った場合、Googleドキュメントにそのままコピペしてしまうと、横書きに変換されてしまいます。そこで、スクリーンショットなどで縦書きの文章を画像化し、Googleドキュメント上にアップロードしてレイアウトするのが一般的です。
また、Googleドキュメントに拘らないのであれば、Googleドキュメントで入力した文章を縦書きエディタに貼り付けて縦書き文書として保存するという方法もあります。
4.Wordと併用する
Micosoftが開発・提供しているWordは、社内のPCであれば、WindowsやMacにもインストールされていることがほとんどでしょう。
使い方は縦書きエディタと同様で、Wordで入力した縦書き文章をスクリーンショットで撮影し、コピペしてGoogleドキュメントに貼り付ける方法と、Googleドキュメントで入力した文章をWordにコピペして縦書きにするという方法があります。
Googleドキュメントで縦書きに合わせたレイアウト
Googleドキュメントに関わらず、縦書きの文章に文字をレイアウトしたら、一般的には用紙を縦書きから横書きに変更して表示させましょう。
- Googleドキュメントの編集画面上部にある「ファイル」メニューをクリック
- 「ページ設定」をクリック
- 表示されたウィンドウ内の「ページの向き」の「横」をクリックして「OK」します。
Googleドキュメントで縦書き文書
Googleドキュメントで縦書き文書を作成することはできませんが、他ソフトとの併用や縦書き変換のツールなどを利用して縦書きの文章を作成するのは可能であることがわかりました。
原稿用紙やレポートなど、縦書きの文章を作成する機会は意外と多いものです。ぜひこの機会にGoogleドキュメントでの縦書きに挑戦してみてはいかがでしょう。