絶対的に集中できるテレワーク環境の作り方

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絶対的に集中できるテレワーク環境の作り方

「通勤不要だし朝はゆっくり過ごせる。テレワーク、サイコー!」と数ヶ月前には歓喜していたあなた。今では「全く仕事に集中できない…」と悩んでいるのでは?

 

総務省が行った調査ではテレワークを導入した企業のうち、82.1%が目的とする効果を得たと回答しているようですが、実際テレワークで働くビジネスパーソンからは悲痛の声が挙がることもしばしば。一体どうすれば自宅でも100%集中して仕事へ取り組めるのか?本記事では集中力アップ間違いなしの、テレワーク環境の作り方をご紹介します。

 

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テレワークで仕事に集中できない原因は、誘惑の多さ

株式会社ネクストレベルが男女300人を対象に行ったアンケート調査では、97.7%の人がテレワーク中に「集中力が下がった」経験があると回答しています。その原因として多く挙げられているのは、やはり自宅ならではの誘惑です。実際の声をご紹介します。

 

  • だれも見てないのをいいことに、ついついスマホを触ってしまう
  • BGMのかわりについテレビをつけてしまい、見入ってしまいます
  • 朝ダラダラと寝てしまって、なかなか仕事のスイッチが入らない
  • 近くにベッドがあるため、疲れた時に寝転びたくなる

出典:98%がテレワーク中の集中力低下を経験!アンケート対象の300人が実践し効果を感じた“集中力アップ”対策とは?

 

おそらく誰もが「あるある」と頷いてしまう内容でしょう。オフィスならば上司や同僚など他者の目がありますし、何より「仕事をする場所」という意識が働き多くの誘惑が断ち切られている状態で目の前の作業に集中できます。一方、自宅ではテレビやスマートフォン、寝室のベッドなど誘惑が非常に多く、他者の目が届かない場所にあるため誘惑に負けてしまうケースが大半なのです。

 

テレワーク中に、誘惑に負けてしまう方にまず知って欲しいことは「自分だけではない」ということ。「自分という人間はなんと意思の弱い人間なのか…」と悩んでしまうと、精神的にマイナス要因を生んでしまうので、「なんだ、みんな同じなのか」と少し楽天的に考えてみましょう。

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仕事に集中するためのテレワーク環境作り

とはいえ、やはり仕事に集中しなければ終わるものも終わりませんし、成果物の質が下がれば評価も下がってしまいます。それでは、集中できるテレワーク環境の具体的な作り方について見ていきましょう。

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①メンバー同士で互いを監視する

多くの環境作りの中で、おそらく最も効果的です。ウェブ会議を行っていなくてもウェブカメラをオンにして、メンバー同士の姿が見えるようにしておきます。自宅でもなるべくオフィスに近い環境を作り、互いに監視することで強制力を働かせて仕事に集中するためです。

②周囲から視覚・聴覚を遮断する

仕事専用の部屋を設けられずリビング等で作業する場合は、周囲から視覚・聴覚を遮断するためにパーテーションを作り、ヘッドセットや耳栓などを装着した状態で仕事をします。100%の遮断は難しいですが、無いよりはずっと集中できるはずです。

③タスクをより細かく管理する

テレワークでは周囲にスケジュールを合わせることが極端に少ないので、時間が単調に流れてしまいます。集中力低下の原因にもなるので、作業を今まで以上に細かいタスクに分類し、1日のスケジュールに落とし込んでみましょう。

④スタンディングテーブルを活用してみる

長時間座ったままで作業をしていると、血流が滞り脳に栄養が行きづらくなることで集中力が低下します。そんな時にスタンディングテーブルがあると、立ちながら作業ができ血流を改善できるので、体も気持ちもリフレッシュするでしょう。

⑤細かい休憩を挟む

タスクの細分化管理を生かして、細かい休憩を挟んでみてください。例えば、「30分作業したら5分休憩」のように細かい休憩を挟むことで、常に新鮮な気分でタスクをこなすことができます。

⑥ウェブ会議中はヘッドセットを使用する

ウェブ会議中にパソコンのスピーカーとマイクを使用すると、周囲に声がダダ漏れになってしまいますし、ハウリングやエコーの原因になってコミュニケーションが捗りません。ウェブ会議中は必ずヘッドセットを使用し、自分が発言する時以外はマイクをミュート状態にするなどのルールを設けてみてはいかがでしょうか。

⑦自宅でも仕事着に着替える

スーツに着替える必要はありませんが、「自宅で仕事をする時はコレを着る」と決めてテレワークに取り組むと、それだけで集中力が増します。朝起床したら「これから仕事に行く」という気持ちで着替えれば、より集中できるかもしれませんね。

独自のリフレッシュ法を取り入れてみよう!

本記事でご紹介した7つの環境づくりを取り入れれば、現状よりも集中力がアップした上での作業を実感できるかと思います。ただし、何が本当にリフレッシュになるかどうかは人によって違う部分も多いので、独自のリフレッシュ法を取り入れてみてください。時間を区切り、オンオフの切り替えが完璧にできるという方であれば、「休憩時間にちょっとテレビ(スマホ)ゲームをする」というリフレッシュ方法も、ありではないでしょうか。それこそテレワークの利点を最大限活かしつつ、生産性を上げることになるかもしれません。