様々な仕事をする上で作業量が発生しますが、その作業量のことを『工数』と言います。その工数を上手く管理することが出来れば、生産性の向上に繋がるでしょう。
その工数を管理しようと考えている方向けに、今回はオススメの『工数管理ツール』を紹介し、比較していきたいと思いますのでぜひご覧ください。
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目次
工数管理とは?
『工数管理』とはそもそもどういうことなのでしょうか。それは『一つの仕事に使った時間』×『その仕事に関わった人数』を計算して割り出したものになります。それを様々な方法で見える化して管理することが工数管理です。
工数管理ツールの選び方
工数管理ツールはどのように選べばいいのでしょうか。3つに分けて紹介して行きたいと思います。工数管理ツールを選ぶうえでは非常に重要な要素になりますので、導入を検討している方や企業はぜひご覧ください。
業種やプロジェクトにマッチした機能
工数管理ツールによって様々な機能が搭載されていて、千差万別です。しかし、業種やプロジェクトにマッチした機能が搭載されているか、その機能が本当に必要なのかを吟味する必要があります。
『勤怠管理機能』『レポート機能』『予算算出機能』などなどが必要な機能として該当するでしょう。
クラウド型またはインストール型
クラウド型の場合、インターネットに接続できるパソコンがあればどこでも利用することが可能です。そしてインストール型の場合は、パソコン上にソフトを導入する必要があります。
ネットワークに接続されていなくても利用することが可能ですが、逆に導入に専門的な知識などが必要になりますので、導入は簡単ではありません。
料金プラン
人数で料金が変動するツールや、機能数で料金が変わってくるものもあります。人数が少ない企業や組織では人数で料金が変わるツールを選んだ方がいい場合がありますし、従業員の出入りが激しい企業であれば機能数で料金が変動するツールを選ぶのがいいでしょう。
工数管理ツールのオススメ比較
それではここからは、オススメの工数管理ツールを紹介、そして比較していきたいと思います。
クラウドログ
こちらは株式会社クラウドワークスが提供しているツールになります。工数を入力するとそれを元に売上や費用を算出して管理することが特徴です。
柔軟な工数設定が可能となっていますが、工数の設定だけではなくプロジェクトごとの工数予想や予算と実績を色別で表示させることができ、そして工数を超過した際にはアラートが鳴る機能も搭載されています。
TimeTracker NX
こちらの工数管理ツールは大人数で工数の管理やプロジェクトの編集を、リアルタイムで行うことが出来ます。
個人のタスクや、大人数が関わってくるプロジェクト管理を素早く見える化することが可能です。工数を入力すればすぐさま自動的にグラフ化し、成果の色とグラフが連動しているので割り込んでくる仕事や報告の遅れを未然に防ぐことが出来ます。
Wrike
『Wrike』という工数管理ツールはカスタマイズ性に優れているサービスだと言えるでしょう。各プロジェクトや各部門などの業務の流れを自由自在に変更出来るので、あらゆる業種に対応可能です。
一部機能として、上記の画面のように個人の作業負荷をすぐに表示させることが出来ます。その他にも、工数を他のプロジェクト上で表示させることが出来るので、工数管理としてはかなり柔軟性が高いと言えるでしょう
Bitrix24
こちらはアメリカのBitrix社が開発した工数管理ツールです。工数だけではなく、タスクやプロジェクトなどの様々な管理機能が搭載されており、従業員とのやり取りを円滑にするコミュニケーションツールも備わっています。
上記の画面でそれぞれの管理を行いますが、プロジェクトや工数は常に監視されます。報告書の作成や受け取りも上記の画面で行えるので個人個人の負担かけずに分散することが可能です。
Brabio!
『ガントチャートの作成であればExcelの何倍も速い』というキャッチコピーが特徴の工数管理ツールです。
左上の項目からプロジェクト、そして工数の追加が可能です。追加する際はタイトルやその内容、取り掛かるメンバーの名前を入力するようになっています。そして期限を決める際にはマウスのドラッグ操作で期日の設定が出来るので、その直感的な操作性も特徴です。
Redmine
『Redmine』という管理ツールは、無料で利用することが可能となっています。あまりお金をかけたくない方や企業には打ってつけのツールと言えるでしょう。
こちらのツールでは工数やタスクを管理する場合は『チケット』という名目で管理します。そのチケットは『新規』と『進行中』と『完了』というステータスで管理出来るようになっており、それぞれのチケットにコメントをつける機能も搭載されているため、担当者や取引先の人と瞬時にやり取りが可能です。
まとめ
工数管理ツールを紹介していきましたが、いかがだったでしょうか。どこか『タスク管理』と似ているところもありますが、工数管理はかかった時間や関わった人数も関わってくるので同じではありません。
この記事を読んで、工数管理ツールの導入を検討するきっかけになって頂ければ幸いです。