【徹底解説】クラウドサービスの種類を知る

#クラウド・SaaS

ハドラー

「クラウドサービス」と聞いてパッと想像するのは何でしょうか?インターネット上にデータを保存できるオンラインストレージ、Gmailなどに代表されるフリーメール、色々ありますね。これらのクラウドサービスは「SaaS(サース)」と呼ばれるカテゴリに分類されるサービスです。

 

SaaSの他、「PaaS(パース)」、「IaaS(イアース、アイアース)」と呼ばれるカテゴリがあります。今回はこれらクラウドサービスの種類について解説しますので、知識を深めるきっかけとしていただければと思います。

 

「そもそもクラウドサービスってなに?」という方は、以下の記事からご覧ください↓
「クラウドサービスってなに?」恥ずかしくて聞けないあなたに贈る。

SaaS・PaaS・IaaSとは?

これらのカテゴリは、「as a Service」という言葉にそれぞれの特徴を表す単語の頭文字を当てたものです。「as a Service」は「サービスとしての○○」という意味。SaaS・PaaS・IaaSはそれぞれ、次の言葉を短縮しています。

  • Software as a Service – SaaS
  • Platform as a Service – PaaS
  • Infrastructure as a Service – IaaS

では、1つひとつご説明します。

SaaS=ソフトウェアを利用するクラウドサービス

冒頭にて、オンラインストレージやフリーメールといったサービスがSaaSに分類されると記述したので、何となくSaaSのイメージが掴めているかもしれませんね。

 

「ソフトウェア」というのは本来、パソコンやスマートフォンにインストール(導入及び設定)して利用するものです。例えばMicrosoftのエクセルやパワーポイントはソフトウェアを利用するためのライセンスを購入し、パソコン等にインストールして初めて利用できるようになります。

 

「サービスとしてのソフトウェア」とはつまり、一度きりのライセンス購入でソフトウェアを利用するのではなく、継続的に対価を支払って利用するソフトウェアのことです。そしてクラウドサービスなので、当然ながらインターネット経由で提供されます。

 

「継続的にコストがかかるなら、今までのソフトウェアの方が良いのでは?」と思うかもしれませんが、SaaSは対価を支払い続けることで常に最新のソフトウェアを利用できます。おまけにセキュリティ対策を気にしなくても良いですし、いわゆる維持費のようなものもかかりません。利用データはインターネット上に保存されるので、異なる端末から利用しても同じソフトウェア環境が扱えるというメリットもあります。

PaaS=開発環境を利用するクラウドサービス

SaaSの考え方を、1つ下の階層で行うのがPaaSです。「サービスとしてのプラットフォーム」という名の通り、ソフトウェアを開発するための環境(=プラットフォーム)をインターネット経由で用意できるのが特徴です。

 

通常のソフトウェア開発ではテスト環境・本番環境のサーバーを用意し、それぞれにOSやミドルウェアといった必要最低限の機能を整えて開発環境を作らなければいけません。これが結構なコストですし、整えるのに時間もかかります。加えて永続的に監視・管理する必要があるので負担も大きいのです。

 

一方PaaSは、ソフトウェア開発に必要な環境がクラウドサービス側で事前に整えられており、それをインターネット経由で瞬時に確保できます。ソフトウェア開発に使用する画面も同じで、違うのは開発環境が手元にあるかインターネット上にあるかだけです。また、開発環境が不要になったらパッと消せてしまうのも、従来の開発環境にはないメリットです。

IaaS=コンピューター資源を利用するクラウドサービス

SaaSの考え方を、PaaSを超えてさらに1つ下の階層で行うのがIaaSです。「サービスとしてのインフラストラクチャ」とは、あらゆるソフトウェア開発やサービス提供に、絶対的に欠かせないコンピューター資源をインターネット経由で確保できます。

 

ソフトウェア開発等に欠かせないサーバーと呼ばれる物体には様々な電子機器が備わっており、コンピューターの頭脳と呼べるCPU、能力を示すメモリ、データを保存するためのストレージなどの資源で構成されています。これらはサーバーごとに性能や容量が決められている有限の資源です。

 

一方で、ビジネスの現場では規模や用途に合わせて変更できる柔軟性の高いソフトウェアが求められています。つまりはサーバーが持つコンピューター資源も柔軟に変更できなければいけません。

 

そこでIaaSでは、コンピューター資源をインターネット経由で確保でき、かつビジネスの実態に合わせて柔軟に増減できるようになっています。コストも従量課金が基本なので、必要な分だけに対価を支払うため余剰資源が生まれないのが特徴です。さらに、PaaSと同じように物理的なサーバーの監視・管理を気にせずに運用できるので、生産性向上効果も期待できます。

クラウドサービスをもっと知ろう!

多くの人がビジネスやプライベートの垣根を越えて利用しているクラウドサービスは、実に奥が深い分野です。知れば知るほどその魅力にハマり、ゆくゆくは「自分でソフトウェアを開発してみたい!」と思えるようになるかもしれません。この機会にぜひ、クラウドサービスへの知識を更に深めてください。

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